災害時のペット同行避難、認知わずか15%

 ペットは飼い主との「同行避難」が原則とされることの認知度
 ペットは飼い主との「同行避難」が原則とされることの認知度
災害時にペットと避難所まで一緒に逃げる「同行避難」という言葉の意味を理解している飼い主は55・7%に上ったのに対し、それが避難時の原則との認識は15・5%にとどまる―。ペット保険会社「アイペット損害保険」(東京)が2月に実施したアンケートで.....
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 災害時にペットと避難所まで一緒に逃げる「同行避難」という言葉の意味を理解している飼い主は55・7%に上ったのに対し、それが避難時の原則との認識は15・5%にとどまる―。ペット保険会社「アイペット損害保険」(東京)が2月に実施したアンケートでこうした結果が出た。[br][br] ペットを連れた避難は災害のたびに課題となり、環境省は同行避難を原則とする指針を策定。避難所での受け入れ態勢整備を自治体に促しているが、飼い主側には十分に浸透していない状況が浮かんだ。同社の担当者は「飼い主側の積極的な情報収集に加え、自治体側も同行避難の重要性を周知することが大切だ」と話している。[br][br] アンケートはインターネットで実施し、犬の飼い主565人、猫の飼い主476人から回答を得た。言葉の定義を示してそれが「同行避難」を指すと答えられた人の割合は昨年のアンケートより3・9ポイント増えたものの、それが避難時の原則とされることの認識は1・8ポイント減少。「最寄りの避難所がペットを連れて避難できるか知らない」と答えた人は81・7%に上った。[br][br] ペットのための防災対策を「している」は21・6%。具体的内容を複数回答で尋ねると、犬では「『待て』や『おすわり』など基本的なしつけ」が59・0%、猫では「ケージに慣れさせる」が49・4%でそれぞれ最多。「ペットと避難訓練している」と答えた飼い主は犬9・0%、猫8・6%だった。 ペットは飼い主との「同行避難」が原則とされることの認知度