飛距離低下?でも大谷は柵越え連発 大リーグ低反発球の評価

 3日、レンジャーズ戦で2ランを放つエンゼルス・大谷=テンピ(球団提供・共同)
 3日、レンジャーズ戦で2ランを放つエンゼルス・大谷=テンピ(球団提供・共同)
米大リーグでは、今季の公式戦で導入する「低反発球」がオープン戦で試されている。エンゼルスの大谷が特大の本塁打を連発するなど、ここまでは明らかな影響が見られていないものの、飛距離低下の指摘もある。 米メディアによると、低反発球の大きさは従来と.....
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 米大リーグでは、今季の公式戦で導入する「低反発球」がオープン戦で試されている。エンゼルスの大谷が特大の本塁打を連発するなど、ここまでは明らかな影響が見られていないものの、飛距離低下の指摘もある。[br][br] 米メディアによると、低反発球の大きさは従来と同じで、重さが最大2・8グラム軽いという。375フィート(約114メートル)飛んでいた打球は1フィート(約30センチ)~2フィートほど短くなる。近年の「フライボール革命」で、一昨年は大リーグ全体で史上最多の6776本塁打を記録。増加傾向にあった一発の抑制が狙いだ。[br][br] 大谷はキャンプ序盤に低反発球の感触を問われ「打っていて変な感じはしない」と返答した。3月3、16日のオープン戦では高さ10メートルほどのバックスクリーンを越える本塁打を放った。[br][br] 一方、マドン監督が「完全にいったと思った」という大きな飛球がフェンス際で外野手に捕られる場面も。監督は「もしかしたら(昨年と)同じ飛距離じゃないのかもしれない」と語った。[br][br] 投手に有利な変更に、パドレスのダルビッシュは「今のところはあまり(変化を)感じない」と感想を述べた上で「飛ぶより飛ばない方が投手にはいいので、できるならそうしておいてほしい」と歓迎した。エンゼルスの左腕ヒーニーも「目をつぶって昨年までとの違いを言えと言われたら分からない」とし、同僚で開幕投手のバンディは「常に微妙な違いはあるし、同じボールはない。マウンドに行って投げるだけ」と過剰に意識しない心構えを口にした。 3日、レンジャーズ戦で2ランを放つエンゼルス・大谷=テンピ(球団提供・共同)