青果は数量、金額とも増 野菜単価高、果実は動き鈍く/八戸市中央卸売市場2月市況

八戸市中央卸売市場が19日まとめた2月の市況概要によると、青果部門の取扱数量は7536トン(前年同月比3・5%増)、取扱金額は21億3734万円(44・8%増)。野菜は青森県産ゴボウやニンニクなどが品薄で単価高となった半面、果実は寒波の影響.....
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 八戸市中央卸売市場が19日まとめた2月の市況概要によると、青果部門の取扱数量は7536トン(前年同月比3・5%増)、取扱金額は21億3734万円(44・8%増)。野菜は青森県産ゴボウやニンニクなどが品薄で単価高となった半面、果実は寒波の影響などで全体的に荷動きが悪く、数量増の単価安となった。[br][br] 野菜は6161トン(2・5%増)、18億784万円(61・0%増)。県産ではゴボウの出荷量が全国的に少なく相場が高止まりしており、数量の1割増に対し金額は9・4倍。ニンニクも前年並みの入荷ながら高値傾向で、金額は3・4倍となった。ニンジンは関東産の前進出荷で荷動きがよく価格も安定。ネギは産地の干ばつで出荷が減ったため高騰した。[br][br] 果実は1333トン(8・9%増)、3億790万円(6・6%減)。県産リンゴは在庫量が多く品質低下も見られ、3割安。イチゴは寒波に端境期が重なり、入荷量が少なかったものの安値相場が続いた。[br][br] 花卉部門は83万本・鉢・個(5・9%減)、6129万円(14・4%減)。新型コロナによる需要減が続いているが、昨年はまったく動きがなかった卒業式などイベント用の取引が復活し、下げ止まりの兆しが見えた。