黄砂、かすむ北京 ここ10年で「最も強烈」

 黄砂の影響で黄色にかすむ北京市内で、外出を減らすよう注意を呼び掛ける電光表示=15日(共同)
 黄砂の影響で黄色にかすむ北京市内で、外出を減らすよう注意を呼び掛ける電光表示=15日(共同)
【北京共同】中国北部から隣国モンゴルにかけて15日、大規模な黄砂が発生し、北京市にも飛来して街全体が濃い黄色にかすんだ。中国中央気象台は、中国が遭遇した黄砂のうち、ここ10年で「最も強烈で範囲も広い」と発表した。 中国メディアによると、北京.....
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 【北京共同】中国北部から隣国モンゴルにかけて15日、大規模な黄砂が発生し、北京市にも飛来して街全体が濃い黄色にかすんだ。中国中央気象台は、中国が遭遇した黄砂のうち、ここ10年で「最も強烈で範囲も広い」と発表した。[br][br] 中国メディアによると、北京市中心部では粒子状物質「PM10」の濃度が一時、1立方メートル当たり8108マイクログラムを記録し、6段階ある大気汚染指数が最悪となった。外を歩くとまばたきせずにはいられなかった。市内の大部分で視界が300~800メートルとなった。[br][br] 北京に二つある国際空港では一部の航空便が欠航となった。市教育委員会は屋外活動をやめるよう通知を出した。[br][br] モンゴルでは砂嵐で6人が死亡、約80人が行方不明となった。中国では北部にある12の省・自治区・直轄市、計46万平方キロに影響が及んだ。[br][br] 中国メディアは、帰宅時に顔や鼻の内部を洗うよう呼び掛けた。インターネット上には「扉と窓を全て閉めても砂のにおいがする」との書き込みもあった。 黄砂の影響で黄色にかすむ北京市内で、外出を減らすよう注意を呼び掛ける電光表示=15日(共同)