▽東海大菅生(東京)=6年ぶり4度目[br] 秋季東京大会覇者。打率3割8分9厘の強力打線と機動力が持ち味。千田、福原の1、2番コンビで好機をつくり、打率5割を超える3番小山、4番堀町が得点源。継投で勝ち上がった。[br][br] ▽敦賀気比(福井)=5年ぶり8度目[br] 守備からリズムをつくる。竹松、上加世田が二枚看板。竹松は直球とスライダーを武器にし、上加世田はテンポの良い投球で打たせて取る。昨秋は0本塁打だったが、中軸は勝負強い。[br][br] ▽上田西(長野)=初出場[br] 昨秋はチーム打率4割8厘を記録した。柳沢は広角に打ち分け、打率5割9分6厘をマークした。大藪も打率5割で攻撃の中心を担う。投手陣は制球力のある山口が柱になる。[br][br] ▽県岐阜商=2年連続30度目[br] 捕手で4番の高木が攻守の要。鋭い振りで広角に打ち分け、強肩を生かした守備も光る。投手陣は変化球に切れがある左の野崎が引っ張り、力強い速球で押す松野らの継投で逃げ切る。[br][br] ▽中京大中京(愛知)=2年連続32度目[br] 150キロ超の速球を誇るエース畔柳は、49回2/3を投げて防御率0・72と安定感抜群。チーム打率3割5分3厘と打線も強力で隙がない。昨秋に5割超の高打率をマークした1番細江の出塁が鍵。[br][br] ▽京都国際=初出場 昨秋は9試合で失策数が9と守備が堅い。右の平野、左の森下の両投手は完投能力を備えている。森下は打率4割5分8厘をマークするなど、勝負強い打撃も持ち味で、投打でチームをけん引する。[br][br] ▽大阪桐蔭=2年連続12度目 強力打線に注目だ。昨秋は宮下、池田、前田の中軸で計9本塁打。下位打線も切れ目がなく、高い得点力を誇る。投手陣も左のエース松浦、速球自慢の関戸の二枚看板を擁して層が厚い。[br][br] ▽神戸国際大付(兵庫)=4年ぶり5度目 豊富な投手陣が強み。先発の中辻から、サウスポーの加門につなぎ、エース阪上が締める形が理想だ。阪上は勝負どころで三振が取れる球威が武器。打者としても長打力が魅力で、中軸を担う。