【震災10年】自主防災組織カバー率 全国平均にほど遠く/青森県内

自主防災組織は、地域住民が主体となって運営し、防災訓練実施、避難所の備蓄確保や運営、発災後の救助活動や避難誘導などを担う。地域事情に詳しく、きめ細かに対応できるのが利点で、青森県内では2020年4月1日現在で1109組織が活動している。 組.....
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 自主防災組織は、地域住民が主体となって運営し、防災訓練実施、避難所の備蓄確保や運営、発災後の救助活動や避難誘導などを担う。地域事情に詳しく、きめ細かに対応できるのが利点で、青森県内では2020年4月1日現在で1109組織が活動している。[br][br] 組織の活動範囲に対する世帯数を表す活動カバー率は県全体で55・4%。11年の30・7%からこの10年で24・7ポイント上昇しているものの、全国平均84・3%にはほど遠く、全国ワーストクラスとなっている。[br][br] 県南地方の市町村別のカバー率は階上町、新郷村、横浜町、大間町、東通村、風間浦村、佐井村は100%を達成。八戸市やおいらせ町、南部町も80%を超え、おおむね地域全体をカバーできている。それに対し、むつ市や七戸町、六戸町は30%以下と低水準だ。[br][br] 県全体でも4~100%とばらつきが大きく、組織数の向上や防災への意識啓発が課題となっている。