青天の霹靂6年連続特A 知事「関係者に敬意」

青森県産ブランド米「青天の霹靂」の特A取得を喜ぶ三村申吾知事(左)=4日、県庁
青森県産ブランド米「青天の霹靂」の特A取得を喜ぶ三村申吾知事(左)=4日、県庁
日本穀物検定協会(東京)は4日、2020年産米の食味ランキングを発表し、前年産で初めて最高評価の「特A」を獲得し、青森県南地方でも栽培される県産米の主力品種「まっしぐら」がランクを一つ下げて「A」となった。県産ブランド米「青天の霹靂(へきれ.....
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 日本穀物検定協会(東京)は4日、2020年産米の食味ランキングを発表し、前年産で初めて最高評価の「特A」を獲得し、青森県南地方でも栽培される県産米の主力品種「まっしぐら」がランクを一つ下げて「A」となった。県産ブランド米「青天の霹靂(へきれき)」は6年連続(参考品種の14年産を含めると7年連続)で特A、「つがるロマン」(津軽地方)は17年連続でAだった。[br][br] 全国の154銘柄について、複数産地のコシヒカリのブレンド米を基準として香りや味、粘りなど6項目で評価した。特Aから「’B(ビーダッシュ)」までの5段階にランク分けし、このうち特Aは53銘柄、Aは77銘柄。特AからAに下がったのは、まっしぐらを含めて15銘柄あった。[br][br] 県によると、昨年6、7月に県全域で雨が多く降り、水田の中干し作業や追肥に遅れが生じた。青天の霹靂に影響はあまり見られなかったが、まっしぐらの食味に影響した可能性が高いという。[br][br] 同協会の井出道雄会長も、東北各県で主要銘柄が評価を下げたことを受け「梅雨時に日照が少なく、梅雨明けにリカバリーされたことで作況は増えたが、中身まで回復できなかったと推測できる」との見方を示した。[br][br] 結果を受け、県庁で記者会見した三村申吾知事は、青天の霹靂について「高品質生産をぶれずに取り組み続けた結果。関係者の努力に敬意を表したい」と喜んだ。まっしぐらについては「天候に恵まれた前年産よりランクは一つ下がったが、これまでと同じく良食味のコメが生産できている」と強調した。[br][br] 食味ランキングの岩手県関係では「銀河のしずく」(県中)が特A、「ひとめぼれ」(県南)がAなどだった。青森県産ブランド米「青天の霹靂」の特A取得を喜ぶ三村申吾知事(左)=4日、県庁