はせがわ仕出し店(十和田)破産申請へ 負債5億円

民間信用調査会社の東京商工リサーチ八戸支店によると、仕出し・弁当業の「はせがわ仕出し店」(十和田市、長谷川義剛社長)が26日に事業を停止し、事後処理を熊谷清一弁護士(八戸市)らに一任して破産申請の準備に入った。負債額は約5億1400万円で、.....
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 民間信用調査会社の東京商工リサーチ八戸支店によると、仕出し・弁当業の「はせがわ仕出し店」(十和田市、長谷川義剛社長)が26日に事業を停止し、事後処理を熊谷清一弁護士(八戸市)らに一任して破産申請の準備に入った。負債額は約5億1400万円で、債権者は約40人。同日付で従業員9人を全員解雇した。[br][br] 1977年に仕出し業として個人創業し、86年に法人化。十和田、八戸の両市で2店舗を展開し、冠婚葬祭会場へ仕出し料理や弁当、オードブルなどを提供した。95年には「万作はせがわ」を八戸市に出店し、飲食小売業にも参入。2000年以降は10億円を超える売り上げを計上した。[br][br] しかし、近年は同業者との競争激化から本業の仕出し業が伸び悩んだ。15年には万作はせがわを閉店。また、大口取引先が仕出し部門を内製化したことで売り上げが大幅に減少し、19年6月期には売り上げが3億1千万円までダウンした。[br][br] 赤字で回収金や借入金に依存した資金繰りが続き、抜本的な経営改善が見込めないとして、事業継続を断念した。