ディメール(八戸)特別賞/第27回東北ニュービジネス大賞

特別賞に輝いたディメールの木村興社長(右から2人目)ら関係者=2月、八戸市沼館の同社
特別賞に輝いたディメールの木村興社長(右から2人目)ら関係者=2月、八戸市沼館の同社
東北ニュービジネス協議会(会長・新本恭雄セルコホーム社長)は19日、先進的な事業に取り組む企業や経営者をたたえる第27回「東北ニュービジネス大賞」で、シニアアントレプレナー大賞にあおもり藍産業協同組合(青森市)の吉田久幸代表理事、特別賞に水.....
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 東北ニュービジネス協議会(会長・新本恭雄セルコホーム社長)は19日、先進的な事業に取り組む企業や経営者をたたえる第27回「東北ニュービジネス大賞」で、シニアアントレプレナー大賞にあおもり藍産業協同組合(青森市)の吉田久幸代表理事、特別賞に水産加工会社ディメール(木村興社長)=八戸市=を選出した。[br][br] 協議会が東北地方での新たなビジネスの創出や起業家精神の高揚を図る目的で毎年実施。同日、仙台市内で表彰式を開き、今回候補に挙がった13者のうち、受賞した9者に表彰状とトロフィーを贈った。[br][br] 今回創設のシニア大賞に輝いた吉田代表理事は、2006年に64歳で同組合を設立、消臭殺菌効果が認められる藍染め製品を発表するなど研究開発に打ち込む点が評価された。[br][br] ディメールは東日本大震災の被災企業3社が、企業再生支援機構と吉田産業の後押しを受けて設立した。食べやすくスライスした締めさば「切れてる!」シリーズをリリースし販路を拡大。アジアを足掛かりにアフリカや北米などへの展開も視野に入れる。震災から再生し、地元に根ざした食材で世界に挑む企業姿勢が認められた。 [br][br] 受賞に当たり、ディメールの木村社長は「日本食は世界が欲している。今後も輸出拡大に挑戦したい」と意欲を語った。特別賞に輝いたディメールの木村興社長(右から2人目)ら関係者=2月、八戸市沼館の同社