金属切削加工の矢部さん(十和田・松野鉄工所)ら「あおもりマイスター」認定

柏木司副知事(左)から認定証を受け取る矢部喜也さん
柏木司副知事(左)から認定証を受け取る矢部喜也さん
ものづくり分野で優れた技能を持つ技術者を青森県が認定する2020年度の「あおもりマイスター」に、松野鉄工所(十和田市)の矢部喜也さん(50)と弘前航空電子(弘前市)の越田守さん(50)が選ばれ、10日、県庁で認定証が授与された。 矢部さんは.....
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 ものづくり分野で優れた技能を持つ技術者を青森県が認定する2020年度の「あおもりマイスター」に、松野鉄工所(十和田市)の矢部喜也さん(50)と弘前航空電子(弘前市)の越田守さん(50)が選ばれ、10日、県庁で認定証が授与された。[br][br] 矢部さんは約30年にわたって金属の切削加工の腕を生かし、精密機器などの製造に利用される、真空装置で空気を吸い出すポンプの部品作りを手掛けている。素材のステンレスはわずかな力や熱で変形しやすく、加工には高い技術力と長年の経験が必要だという。[br][br] 授与式では、柏木司副知事が2人に認定証を授与。「さらなる研さんに加え、若手の育成や技術の継承にも協力してほしい」とたたえた。 マイスターの証しとして贈られたバッジを身に付けた矢部さんは、「身が引き締まる思い。まだまだ技術を上げていきたい」と決意。後進の育成については「金属加工の業界に興味を持ってもらい、若手の裾野を広げたい」と力を込めた。[br][br] 越田さんは、スマートフォンや自動車などに使われているコネクタの金型を製造しており、研磨や裁断などの技術力が評価された。柏木司副知事(左)から認定証を受け取る矢部喜也さん