第2青函トンネル「有用だがコスト面に問題」 衆院予算委で国交相

赤羽一嘉国土交通相は4日の衆院予算委員会で、民間などから整備を求める声が上がる第2青函トンネルについて「北海道新幹線の競争力アップという意味では大変有用だが、建設コストや維持管理費用といった問題があるのも事実」と述べた。公明党の稲津久氏(北.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 赤羽一嘉国土交通相は4日の衆院予算委員会で、民間などから整備を求める声が上がる第2青函トンネルについて「北海道新幹線の競争力アップという意味では大変有用だが、建設コストや維持管理費用といった問題があるのも事実」と述べた。公明党の稲津久氏(北海道10区)への答弁。[br][br] 既存トンネルを含む「共用走行区間」では、新幹線と擦れ違う貨物列車が荷崩れを起こす恐れがあり、新幹線は時速160キロにとどめて走行する。国交省は高速走行に向け、貨物の運行が少ない時期にトンネルを新幹線だけが走る「時間帯区分」の段階的拡大に取り組んでいる。[br][br] 一方、建設や鉄鋼関連企業などで構成する「日本プロジェクト産業協議会」は昨年12月、概算事業費を7200億円と見込んだ第2トンネル建設を求める提言をまとめた。青森県内でも、抜本解決のため第2トンネルの必要性を指摘する声がある。