八戸圏域版DMO(観光地域づくり推進法人)「VISIT(ビジット)はちのへ」が発足させた「商品開発女子部」(愛称・はちのへポケット)は1月27日、開発を進める新商品などについて、首都圏在住の主婦モニターとオンラインで意見交換した。お菓子の「琥珀(こはく)糖」のようなスイーツの商品化を目指し、主婦の視点を今後の改良やPR戦略などに反映させる方針だ。[br][br] はちのへポケットは新たな特産品開発に向けて検討を重ね、“大人女子”をメインターゲットに「琥珀糖っぽいスイーツ」の商品化を進めることを決定。八戸市内の和菓子店2業者と共同で取り組んでいる。[br][br] この日は、一部メンバーや事務局の担当者が同市のユートリーに集まり、東京の調査会社を通じて参加した首都圏の主婦6人とオンラインで意見を交わした。[br][br] 試作した琥珀糖風スイーツの味は、アンズの八助梅、ニンジン、八戸ワイン、リンゴ、黒ゴボウ茶・黒豆茶、桑茶の計6種類。事前に試食したモニターからは「食感が面白い」「土産用としてさまざまな味があればうれしい」などの感想が聞かれ、「テレワーク中に食べるお菓子としてちょうどいい」との声もあった。[br][br] 効果的なPR方法に関しては、「美術館で販売されているお菓子は評判が良い」「インスタグラムで発信すると若者が見てくれる」といった意見が上がった。[br][br] はちのへポケットはこのほか、同市のJR陸奥湊駅前にある市営魚菜小売市場のブランディング活動を展開。市場内で販売されている海産物でオリジナルの丼を作る「マイ丼体験」を企画中で、市場に関する情報の編集にも着手する。[br][br] モニターは市場が2022年度にリニューアルされることを踏まえ、「昭和の雰囲気は残してほしい」「海鮮丼の具材には地元ならではの魚介類が欲しい」などのアドバイスを送った。[br][br] VISITはちのへ物産振興課の木村聡課長は、「今回の意見を参考にしながら、新商品は本年度中の商品化を目指したい。魚菜小売市場はリニューアル後、多くの人に来てもらえるように考える」と話した。