年末商戦は低調 八戸・大型小売店売上高8・5%減/青い森信金12月概況

青い森信用金庫は29日、青森県内の2020年12月の経済概況を発表した。地域経済は新型コロナウイルス感染拡大や帰省自粛の影響を受け、クリスマスや年末の商戦は盛り上がりを欠いた。八戸地区の個人消費を見ると、寒波と大雪の影響で暖房器具や冬用靴と.....
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 青い森信用金庫は29日、青森県内の2020年12月の経済概況を発表した。地域経済は新型コロナウイルス感染拡大や帰省自粛の影響を受け、クリスマスや年末の商戦は盛り上がりを欠いた。八戸地区の個人消費を見ると、寒波と大雪の影響で暖房器具や冬用靴といった冬物商品の販売が伸びた一方、婦人服や時計・ジュエリーなどの売れ行きは低調。八戸市内の大型小売店5店舗の売上高は前年同月比8・5%減となった。青森地区も個人消費は振るわず、青森市内の大型小売店2店舗の売上高は12・9%減と大きく落ち込んだ。[br][br] 【水産加工】締めさばの国内需要は前年実績を上回り、塩辛類も堅調。珍味類なども需要は上向き傾向にある。一方、サバの水揚げ不振で加工原料が割高になっており、塩サバは採算的に厳しい状況が続く。[br][br] 【建設業】新規受注高を見ると、八戸建設業協会の官公庁工事は3億7200万円(前年同月比63・1%増)に伸長した。青森県発注の砂防整備工事や八戸市発注の道路改良工事などがあり、工事件数は前年より少なかったが、大型工事の受注で金額はアップした。[br][br] 八戸地区6社の官公庁工事は3億2300万円(52・0%増)に伸びた半面、民間工事は4100万円(87・5%減)に減少した。[br][br] 十和田地区5社は、官公庁工事が1億3600万円(76・6%減)、民間工事が8億7千万円(50・8%減)で共にダウンした。[br][br] 青森地区5社も前年実績を下回り、官公庁工事が1千万円(97・9%減)、民間工事が1億6300万円(73・8%減)となった。[br][br] 【鉄工業】八戸地区8社の新規受注高は鉄骨工事が2億3200万円、製缶工事が5200万円だった。