鈴木さんに農業後継者顕彰 特色ある稲作経営評価/八戸市農業委員会

後継者顕彰を受けた鈴木勝弥さん
後継者顕彰を受けた鈴木勝弥さん
八戸市農業委員会(籠田悦子会長)は14日、稲作農家の鈴木勝弥さん(39)=同市市川町=を本年度の農業後継者顕彰者に選出し、功績をたたえた。 農業後継者顕彰は後継者の育成に向け、模範的な若手をたたえる制度。1982年度に創設され、鈴木さんが6.....
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 八戸市農業委員会(籠田悦子会長)は14日、稲作農家の鈴木勝弥さん(39)=同市市川町=を本年度の農業後継者顕彰者に選出し、功績をたたえた。[br][br] 農業後継者顕彰は後継者の育成に向け、模範的な若手をたたえる制度。1982年度に創設され、鈴木さんが66人目となる。[br][br] 鈴木さんは短大卒業後、大工として働いていたが、2010年に県営農大学校の講習を受けながら就農し、実家の農業を継いだ。17年には家族と共に「鈴木ファーム」を設立し、80ヘクタールで主食用米と飼料用米を生産。鶏ふんなどを使って化学肥料を削減したり、多様な販路を開拓したりと、特色ある経営を行っていることが評価された。[br][br] 表彰式で鈴木さんは、籠田会長から顕彰状を受け取り、「地域の先輩方が築いてきた農業を発展させ、経営の向上と安定のため一層気を引き締めたい」と意気込みを語った。今後は特別栽培米や食味にこだわった付加価値の高いコメの生産に力を入れるという。[br][br] このほか、在職15年と30年の農業委員を表彰した。受賞者は次の通り。(敬称略)[br] ▽在籍30年=松橋剛志▽15年=籠田悦子、西野茂雄、寺沢和則、谷地秀典、清川新一後継者顕彰を受けた鈴木勝弥さん