青森県内求人倍率0・97倍 7カ月連続1倍割れ

青森労働局は25日、青森県内の11月の有効求人倍率(季節調整値)が前月から0・02ポイント改善し、0・97倍だったと発表した。2カ月連続で上向いたが、新型コロナウイルスによる景気悪化で、7カ月連続で1倍を下回る低水準が続く。同局の請園清人局.....
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 青森労働局は25日、青森県内の11月の有効求人倍率(季節調整値)が前月から0・02ポイント改善し、0・97倍だったと発表した。2カ月連続で上向いたが、新型コロナウイルスによる景気悪化で、7カ月連続で1倍を下回る低水準が続く。同局の請園清人局長は「1倍を下回ってから最も高いが、企業は体力的に厳しい状況。今後悪化する危惧もあり、楽観視できない」との見方を示した。[br][br] 雇用失業情勢は「厳しい状況」との判断を6カ月連続で維持。季節的な変動を考慮しない原数値は、有効求人数2万3877人(前年同月比15・3%減)、新規求人数8432人(14・7%減)と減少が続く。[br][br] 業種別の新規有効求人数は、宿泊・飲食サービス業が487人(41・2%減)と大幅に落ち込んだ。卸売・小売業1164人(32・3%減)、サービス業1060人(18・0%減)、製造業547人(10・8%減)など、県内の主要産業で大きく減少した。[br][br] 有効求職者数2万2464人(6・1%増)のうち、新規求職申込件数は4604人(6・9%減)。新規求人数の少なさに加え、業種に偏りがあるため希望の仕事が見つからず、求職活動が長期化している。[br][br] 公共職業安定所別の有効求人倍率は、野辺地が最も高い1・51倍。そのほかの県南地方では、八戸1・32倍、十和田1・10倍、三沢1・04倍、むつ0・92倍だった。