最終盤、サバ1000トン超水揚げ/八戸港

大中型巻き網船団によるサバの水揚げ=22日、八戸市第1魚市場
大中型巻き網船団によるサバの水揚げ=22日、八戸市第1魚市場
宮城県の金華山沖で操業した大中型巻き網船団の5隻が22日、サバ1010トンを八戸港に水揚げした。三陸沖のサバ漁は年々遅れる傾向で、漁期の最終盤ながら、サイズは350グラム以上の大型が主体で脂の乗りも良好。市場関係者は「本格的な群れに当たった.....
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 宮城県の金華山沖で操業した大中型巻き網船団の5隻が22日、サバ1010トンを八戸港に水揚げした。三陸沖のサバ漁は年々遅れる傾向で、漁期の最終盤ながら、サイズは350グラム以上の大型が主体で脂の乗りも良好。市場関係者は「本格的な群れに当たった。今後も漁が続いてくれれば」と期待する。[br][br] 関係者によると、太平洋沿岸では全国の船団43カ統が操業中。21日夜から22日未明の漁で漁獲量が今季初めて1万トンを越えた。[br][br] 主な漁場は金華山沖―福島沖と茨城沖―千葉県銚子沖に大別。船団が各主要漁港に分散して水揚げする中、北側で操業した船団は大船渡(岩手県)、気仙沼(宮城県)両港の休場もあり、八戸へ足を延ばした。[br][br] 1隻当たりの漁獲は100~200トンと上々。魚体は350~500グラムが多く、600グラム以上も交じる。[br][br] 入札の結果、10キロ当たり1599~1370円で取引。このうち、第3魚市場荷さばき施設A棟では2隻で計350トンが水揚げされ、1467~1401円の値が付いた。仲買人によると、主に缶詰などの加工や冷凍に回るとみられる。[br][br] この日は取引時間を終えた午後3時以降も3隻が入港。漁獲した計420トンは23日に販売される予定だ。[br][br] 八戸魚市場市場部の副島勝明課長は「サバの漁期が遅れ気味なだけに、今後も八戸の水揚げが増えてくれれば」と今年最後の巻き返しに期待を寄せた。 大中型巻き網船団によるサバの水揚げ=22日、八戸市第1魚市場