サケ不漁深刻、前年とほぼ同量/三沢漁港4~11月

三沢市は21日、市漁民研修センターで市魚市場運営審議会を開き、三沢漁港の2020年4~11月の漁獲実績を報告した。主力のスルメイカは数量996トン(前年同期比約20%増)、金額6億6399万円(約32%増)で、共に前年度1年間の実績(851.....
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 三沢市は21日、市漁民研修センターで市魚市場運営審議会を開き、三沢漁港の2020年4~11月の漁獲実績を報告した。主力のスルメイカは数量996トン(前年同期比約20%増)、金額6億6399万円(約32%増)で、共に前年度1年間の実績(851トン、5億1934万円)を上回った。半面、サケは59トン(約1%増)、5660万円(約25%増)で、市水産振興課は「大不漁だった前年度から数量が大きく回復しておらず、極めて深刻だ」との認識を示した。[br][br] スルメイカは、数量が過去最低だった18年度の同期(516トン)より9割余り増加。数量、金額共に過去3カ年(17~19年度)の同期の平均(798トン、4億6920万円)を上回った。[br][br] 11月末時点の1キロ当たりの平均単価は666円。1990年度以降最高だった19年度の590円を更新した。[br][br] 一方、サケは例年11月に水揚げの最盛期となるが、同月の数量は前年同期の49トンを下回る46トンで、近年では最も低い値を示した。[br][br] 全体を見ると、数量1643トン(約35%増)、金額8億5714万円(約26%増)。スルメイカとサケ以外の魚種は、ヒラメが57トン(約16%増)、4099万円(約4%減)。カレイが11トン(約9%減)、559万円(約37%増)だった。