電事連会長、経産相と会談へ プルサーマル計画見直し説明か

梶山弘志経済産業相は17日、電気事業連合会の池辺和弘会長と経産省で会談し、原発を持つ大手電力に要請した使用済み核燃料の貯蔵対策などについて説明を受ける。経産省が16日発表した。電事連はこの中で、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を.....
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 梶山弘志経済産業相は17日、電気事業連合会の池辺和弘会長と経産省で会談し、原発を持つ大手電力に要請した使用済み核燃料の貯蔵対策などについて説明を受ける。経産省が16日発表した。電事連はこの中で、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を通常の原発で使うプルサーマル計画の見直しなどを報告するとみられる。[br][br] 本紙取材では、電事連はこれまで16~18基の原発で導入するとしていた計画を「少なくとも12基」に後退させ、東京電力福島第1原発事故以降、事実上白紙だった実施時期についても「2030年度までに」と示す方向で検討している。プルトニウムの保有量削減に迫られる中、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)がフル稼働できるかどうかにも影響する可能性がある。[br][br] 梶山氏が7月、電力各社トップが出席した「使用済燃料対策推進協議会」で求めたのは▽貯蔵対策の強化▽再処理工場の完成に向けた各社の一層の取り組み▽プルトニウム利用計画の速やかな策定▽高レベル放射性廃棄物の最終処分地選定への取り組み促進―の4点。[br][br] また電事連は、東京電力ホールディングスと日本原子力発電が出資するリサイクル燃料貯蔵の中間貯蔵施設(むつ市)を共同利用する案も検討中とされており、池辺氏が会談で具体的に言及するか注目される。