八戸前沖で漁獲 マイワシ197トン、八戸港に水揚げ

小型巻き網船団によるマイワシの水揚げ=10日、八戸市第1魚市場
小型巻き網船団によるマイワシの水揚げ=10日、八戸市第1魚市場
八戸港所属の小型巻き網「成進丸」船団が10日、三沢沖などでマイワシ約197トンを漁獲し、八戸市第1魚市場に水揚げした。脂の乗った中羽で、今季は小ぶりが主流だったことから、入札では10キロ当たり1665~1100円と、サバをしのぐ高値で取引さ.....
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 八戸港所属の小型巻き網「成進丸」船団が10日、三沢沖などでマイワシ約197トンを漁獲し、八戸市第1魚市場に水揚げした。脂の乗った中羽で、今季は小ぶりが主流だったことから、入札では10キロ当たり1665~1100円と、サバをしのぐ高値で取引された。市場関係者は「今後も豊漁が続けば」と期待を寄せた。[br][br] 市場関係者によると、イワシは重さ100グラム以上が全体の約4割を占めた。鮮魚として主に関東や関西方面に流通し、一部は冷凍に回る見込みだ。[br][br] 同港のマイワシは今季、大中型巻き網船による三陸沖と北海道東沖が総じて小型。八戸近海では漁獲がほとんどなく、大型サイズの品薄感を反映して浜値が高騰したとみられる。[br][br] 小型巻き網船団にとっては今季初のマイワシの漁獲で、昨年より1日遅い。この日は早朝から操業し、延べ7隻が漁場と同港を往復して水揚げした。[br][br] 漁は年内の予定。船主の大山清見さん(78)は「今後の漁はなぎ次第。しけが心配だが、なるべく出漁したい」と語った。小型巻き網船団によるマイワシの水揚げ=10日、八戸市第1魚市場