サバ水揚げ数量1万4千トン、厳しい不漁続く/八戸市議会一般質問

八戸市議会定例会は8日、一般質問を続行し、6議員が登壇した。小林眞市長は、11月末現在で市第3魚市場荷さばき施設A棟の取り扱いが、延べ10隻で計414トンとなり、昨年の1年間の2隻、383トンを上回ったと説明。一方、八戸港の大中型巻き網船に.....
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 八戸市議会定例会は8日、一般質問を続行し、6議員が登壇した。小林眞市長は、11月末現在で市第3魚市場荷さばき施設A棟の取り扱いが、延べ10隻で計414トンとなり、昨年の1年間の2隻、383トンを上回ったと説明。一方、八戸港の大中型巻き網船によるサバの水揚げ数量は約1万4千トンで、昨年の実績の約1万7千トンを現段階で下回り、厳しい不漁が続いているとの認識を示した。[br][br] A棟の新たな改善計画については、サバとイワシの混獲に対応可能な施設とすることや、水揚げ時間のさらなる短縮を目指す方針などを改めて強調。11月に組織した「市水産物ブランド戦略会議」を通じ、水産物全体の底上げを図りながらA棟のサバの付加価値も向上させ、同港を利用する漁船の増加につなげるとした。[br][br] 老朽化が著しい市第1魚市場については「巻き網船によるイワシの水揚げ増もあり、当面は必要な施設との意見があることは承知している」とした上で、「国や青森県とも相談しながら、今後の方向性について、水産業界と共に検討を進めたい」と、従来の立場を繰り返した。