齊藤県議「保健所の判断ミス」 弘前クラスターの初動批判

弘前市の飲食店で発生した新型コロナウイルスの大規模クラスター(感染者集団)に関し、飲食店を利用し感染した齊藤爾青森県議(自民)は7日の県議会環境厚生委員会で、自らの感染を謝罪した上で、弘前保健所の初動対応を追及した。従業員に症状が現れてから.....
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 弘前市の飲食店で発生した新型コロナウイルスの大規模クラスター(感染者集団)に関し、飲食店を利用し感染した齊藤爾青森県議(自民)は7日の県議会環境厚生委員会で、自らの感染を謝罪した上で、弘前保健所の初動対応を追及した。従業員に症状が現れてから店側が計6回、保健所に連絡したにも関わらず、早期検査に至らなかった―と指摘。「保健所の判断ミスは否めない。危機感のなさがこの事態を招いた」と批判した。[br][br] 店側に聞き取りした齊藤県議によると、10月2日に従業員1人が咽頭痛を発症。4日には嗅覚異常なども現れたため、店の代表者が5日に初めて保健所に連絡した。これに対し、保健所側は「コロナではない。営業しても問題ない」と、かかりつけ医の受診を促したという。[br][br] 結果的に利用客の感染が判明するまで検査は行われなかった。飲食店の利用客は計51人が感染し、齊藤県議は「店が5日に相談した時点で検査すれば、利用客の3分の2が感染しなかった」と強調した。[br][br] 一方、県健康福祉部の有賀玲子部長は「弘前管内では感染者がいなかったことから感染防止対策が緩んでいたかもしれない」とし、「そういう背景を踏まえ、保健所対応について検証していく」と述べた。