【新型コロナ】八戸で職場クラスター 県内新たに計13人感染

青森県などは7日、県内で新たに13人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち11人が八戸市内在住で、7人は既に3人の感染が判明していた市内の事業所の同僚。市は「職場でのクラスター(感染者集団)が発生した」との認識を示した。市内.....
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 青森県などは7日、県内で新たに13人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち11人が八戸市内在住で、7人は既に3人の感染が判明していた市内の事業所の同僚。市は「職場でのクラスター(感染者集団)が発生した」との認識を示した。市内の1日の感染者数としては過去最多で、県内での感染確認者は累計で343人となった。[br][br] 新たにクラスターが発生した事業所名について、市は「不特定の人と接触する業態ではない」として非公表とした。ただ、あいおいニッセイ同和損保(東京)は同日、取材に対し、同市小中野1丁目の同社八戸サービスセンターの社員8人と、子会社の社員2人が新型コロナに感染したと明らかにした。[br][br] 市によると、新たに分かったクラスター関連の7人は、40~50代の男女。それぞれ11月30日~12月6日に発熱や鼻水などの症状が現れ、7日にPCR検査で陽性反応が出た。入院する方向で調整している。事業所は換気状況などが良くなかったという。[br][br] 接触者は現時点で職場関係者や同居人ら約50人。症状が出ている人も複数いるという。[br][br] ほかに市内で感染が確認された4人のうち3人は、2日に陽性が判明した三戸地方管内の20代男性の職場関係者で、20~40代の男性。接触者8人を検査中で、結果は8日以降に出る見通し。[br][br] この職場での感染拡大の可能性について、県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「現段階で接触者はある程度特定できそうだ」とする一方、今後の感染の広がり次第で「接触者が不特定多数になる可能性もある」との懸念を示した。[br][br] 市内の残りの1人は、11月23、24日に県外移動歴がある30代男性。軽症で、接触者に当たる職場関係者について検査を実施する。[br][br] このほか、7日は上十三管内の20代男性と、青森市の40代男性の感染を確認。上十三管内の20代男性は、既に感染が判明していた同管内居住の30代男性の知人で、青森市の40代男性は県外(東北地方)での滞在歴があった。[br][br] また、同市の接待を伴う飲食店「A.story(エーストーリー)」で発生したクラスターでは、利用客やその知人を含め計171人を関連する接触者と特定。これまでに124人の検査が終了し、全員が陰性だった。残る47人の検査結果は8日以降に判明する。[br][br] 東北地方整備局は7日、青森河川国道事務所(同市)に勤務する契約社員の1人が感染したと発表。県民と接触のない業務を担当していたという。