【新型コロナ】軽症者療養施設のむつ設置 県「準備できない」

むつ市が新型コロナウイルスの軽症者・無症状者向け宿泊療養施設を、市内に整備するよう青森県側に求めていることについて、市は7日、県から「医療提供体制及び運営体制の面で多くの課題があり、解決のめどが立たないうちは設置の準備を進めることができない.....
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 むつ市が新型コロナウイルスの軽症者・無症状者向け宿泊療養施設を、市内に整備するよう青森県側に求めていることについて、市は7日、県から「医療提供体制及び運営体制の面で多くの課題があり、解決のめどが立たないうちは設置の準備を進めることができない」と、メールで回答があったことを明らかにした。[br][br] 市議会定例会一般質問で議員の質問に答えた。[br][br] 県は施設整備の課題として、▽むつ市内の感染症病床は4床のみで、宿泊療養者が急変した場合に対応する医療機関が少ない▽施設運営に当たり、事務職員や看護師などの人員配置の課題がある―などを挙げている。[br][br] 市からむつ保健所に対し、療養先として提案があった複数の施設について視察も行ったが、構造上の問題や医療機関までの距離など地理的問題があるという。[br][br] 県は取材に「設置に当たる課題を提示し、検討の継続を求める内容だった」と説明。施設設置の必要性は認識しており、「下北という地域性を考えてもいずれは設置したい。問題がクリアできれば積極的に指定していきたい」と強調した。[br][br] 市は「回答内容を精査し、県に再度強く施設整備を要請していきたい」としている。