12月にも全国対象の旅行キャンペーン 青森県、観光需要喚起で

青森県は20日の県議会商工労働観光エネルギー常任委員会で、観光需要喚起を目的とした全国対象の旅行キャンペーンを、12月中に始める方向で準備していると明らかにした。全国で新型コロナウイルスの感染が拡大する中での実施に、県誘客交流課は「感染状況.....
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 青森県は20日の県議会商工労働観光エネルギー常任委員会で、観光需要喚起を目的とした全国対象の旅行キャンペーンを、12月中に始める方向で準備していると明らかにした。全国で新型コロナウイルスの感染が拡大する中での実施に、県誘客交流課は「感染状況を踏まえ開始時期を判断する。冬を乗り越えるために、対策に万全を期して行いたい」と述べた。[br][br] キャンペーンでは▽旅行商品を5500円引きで提供▽対象施設への宿泊で5500円相当の県産品がもらえる特典を付与―の2種類を用意する。実施時期は各旅行会社と協議して準備が整い次第始める。[br][br] 県は、観光事業者支援のため25万泊分を予算措置。7月から県民を対象に1泊5500円引きで5万泊分を販売した。10月には北東北3県の県民向けに5万泊分を売り出し、11月18日までに3万7889泊分売れた。残る15万泊分は全国を対象にする方向で調整していた。[br][br] 同課の井沼広美課長は「これまでの宿泊キャンペーンで県内観光の回復の兆しが見えてきた」と強調。「ただ、外国人旅行客が見込めない冬季は厳しい。全国でも感染状況に濃淡はあるので、しっかり見極めて判断し、需要を下支えしたい」とした。