「てんかんのこと、ちゃんと知って」 八戸市手をつなぐ育成会が講演会開催

参加者がてんかんや発達障害に理解を深めた講演会
参加者がてんかんや発達障害に理解を深めた講演会
知的障害者とその家族らでつくる「八戸市手をつなぐ育成会」(川村暁子会長)は15日、市総合福祉会館で講演会「知って安心、てんかん~障がいがあろうがなかろうが~」を開き、参加者約90人が、てんかんや発達障害との向き合い方について理解を深めた。 .....
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 知的障害者とその家族らでつくる「八戸市手をつなぐ育成会」(川村暁子会長)は15日、市総合福祉会館で講演会「知って安心、てんかん~障がいがあろうがなかろうが~」を開き、参加者約90人が、てんかんや発達障害との向き合い方について理解を深めた。[br][br] 東北大大学院医学系研究科てんかん分野の中里信和教授と、ドロップスキャラバン隊in名古屋の横関広子さん(56)を講師に招き、2時間半の講演が行われた。[br][br] 中里教授はてんかんについて「最新の治療法や検査設備があまり普及していない分野だ」と強調。診察の際に、本人や周囲の人が症状を的確に医師に説明することが、より良い治療を受けることにつながるとし、発作時の映像を見せたり、紙に書いてまとめたものを医師に見せたりすることを推奨した。[br][br] さらに「てんかんはとても複雑で、専門の脳外科医でさえも、判断が難しいケースがある。周囲の人も、どうか諦めずに向き合ってほしい」と訴えた。[br][br] 横関さんは、発達障害で、てんかん患者の大学生の息子との体験を交え、「てんかんというだけで、周囲に偏見を持たれてしまうことが多い。てんかんでも普通に働いて生活してる人がいることを知って」と呼び掛けた。参加者がてんかんや発達障害に理解を深めた講演会