六ケ所・核燃施設外の川に油250リットル流出/原燃

日本原燃は17日、六ケ所村の核燃料サイクル施設の敷地外を流れる二又川に、油圧式の水中ポンプ1台から作動用の油が最大で約250リットル流出したと発表した。流出は止まったが、川が流れ込む尾駮沼に拡散した可能性があるため、河口などにオイルフェンス.....
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 日本原燃は17日、六ケ所村の核燃料サイクル施設の敷地外を流れる二又川に、油圧式の水中ポンプ1台から作動用の油が最大で約250リットル流出したと発表した。流出は止まったが、川が流れ込む尾駮沼に拡散した可能性があるため、河口などにオイルフェンスを設置した。周辺環境への影響は調査中。施設の敷地外に油や薬品が流出したのは初めて。[br][br] 原燃は使用済み核燃料再処理工場などの安全対策の一環で、敷地内に貯水槽を設置。取水地点を二又川1カ所、尾駮沼2カ所に設定している。[br][br] 原燃によると、17日午前から二又川の取水地点で、流量や川岸整備の必要性の検証に向けた準備作業を実施。午後3時20分ごろ、水中ポンプ7台中1台で起動確認した際に油漏れが見つかった。原因や正確な流出量は今後、調査する。[br][br] 原燃は安全協定に基づき、青森県と村に重要度が最も高い「A情報」として第1報を通知。県と村は職員を派遣し、詳細な報告を原燃に求めた。