災害時の感染症対策考える/青森で「ストップ感染症サミット」

災害時の感染症対策について説明する賀来満夫特任教授=16日、青森市
災害時の感染症対策について説明する賀来満夫特任教授=16日、青森市
国の国土強靱(きょうじん)化施策に関する提言を行う全国組織「レジリエンスジャパン推進協議会」(東京)は16日、青森市で「ストップ感染症サミット2020in青森」を開いた。県内の自治体関係者ら約130人が、新型コロナウイルス流行下での避難所運.....
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 国の国土強靱(きょうじん)化施策に関する提言を行う全国組織「レジリエンスジャパン推進協議会」(東京)は16日、青森市で「ストップ感染症サミット2020in青森」を開いた。県内の自治体関係者ら約130人が、新型コロナウイルス流行下での避難所運営の在り方などを考えた。[br][br] 同協議会は産学官で構成。国に対し、防災や減災に向けた取り組みなどの提言活動を行っている。今年8月31日には、今別町で全国初となる最新技術を使った避難所運営の実証実験を実施した。[br][br] 基調講演では、同協議会感染症ワーキンググループの座長を務める東北医科薬科大の賀来満夫特任教授が、災害時の感染症対策について説明。災害時には従来の感染症に加え、新たな感染症が流行するリスクが高まる―とし、「情報共有やリスクコミュニケーションだけでなく、最新技術を活用するなど総合的対応が必須」と強調した。[br][br] 同町で行われた実証実験についても報告。参加者87人を対象としたアンケートの結果、約60人が技術の進歩などを理由に「繰り返し実施するべき」と回答した。災害時の感染症対策について説明する賀来満夫特任教授=16日、青森市