不適切な作業指示が原因/高レベル貯蔵施設の送排風機停止

六ケ所村の高レベル放射性廃棄物貯蔵管理施設で、放射性物質の漏えいを防止するための送排風機が一時停止した問題で、日本原燃は9日、設備を管理する部署から運転員への作業指示が不適切だったのが原因と発表した。 問題は7月に発生した。放射線管理区域外.....
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 六ケ所村の高レベル放射性廃棄物貯蔵管理施設で、放射性物質の漏えいを防止するための送排風機が一時停止した問題で、日本原燃は9日、設備を管理する部署から運転員への作業指示が不適切だったのが原因と発表した。[br][br] 問題は7月に発生した。放射線管理区域外の暖房用コイルの定期交換中に送排風機1系統を手動で停止した際、自動で立ち上がるはずの別系統も誤って手動設定に変更したため、システムが異常を探知。管理区域内の送排風機も約4時間自動停止し、建屋内の気圧が外より高い状態になった。[br][br] 原燃によると、自動停止する仕組みを理解しにくい手順書で、設備管理部署が停止のリスクを共有していなかったことが原因だった。再発防止策として、換気設備の運転操作画面に注意喚起表示を追加すると共に、誤操作が不可能となるよう設備改造を検討する。