【青森山田―野西】常勝軍団、攻守に隙なし

【青森山田―八学野西】後半10分、青森山田は松木玖生(中央)が左足を振り抜き、先制点を決める=8日、青森市カクヒログループアスレチックスタジアム
【青森山田―八学野西】後半10分、青森山田は松木玖生(中央)が左足を振り抜き、先制点を決める=8日、青森市カクヒログループアスレチックスタジアム
常勝軍団・青森山田がスコアが示す以上のワンサイドゲームで24連覇を達成した。終始ボールを支配し、ピッチを広く使った攻撃で相手を圧倒。攻め続けたことで、目立ったピンチはほとんどなかった。藤原優大主将は「サイドチェンジを多用して、相手守備を揺さ.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 常勝軍団・青森山田がスコアが示す以上のワンサイドゲームで24連覇を達成した。終始ボールを支配し、ピッチを広く使った攻撃で相手を圧倒。攻め続けたことで、目立ったピンチはほとんどなかった。藤原優大主将は「サイドチェンジを多用して、相手守備を揺さぶった。隙を突くことで得点を重ねられた」と勝因を語った。[br][br] 昨年の決勝はPK戦の末に辛勝だった相手。前半は5バック気味の守備に苦戦を強いられ、思うようにゴールを奪えなかったが、選手たちは焦らず試合を進めた。「突破口を見いだせなければ逆サイドに展開する」(黒田剛監督)。この作戦を繰り返し、好機をうかがった。[br][br] 試合が動いたのは後半10分、相手守備を両サイドに振り回したことで、中央にスペースができた。そこに一瞬の隙を突いたMF松木玖生がドリブルでDFの背後に進入し、豪快に左足を振り抜いた。「狙い通りの突破。冷静に決めるだけだった」。サイド攻撃を徹底し、待望の先制点を呼び込んだ。[br][br] これで勢いに乗った選手たちはセットプレーで2点を加え、畳み掛けた。終わってみれば、今大会無失点だった相手に3―0の快勝。藤原主将は「冷静にパスを回し、相手守備を切り崩せた結果」とうなずいた。[br][br] 全国大会は前回が準優勝、前々回は日本一に輝いている。2年ぶりの王座奪還に向け、藤原主将は「さらに決定力を高めて、勝ちきるチームになりたい」と力を込めた。【青森山田―八学野西】後半10分、青森山田は松木玖生(中央)が左足を振り抜き、先制点を決める=8日、青森市カクヒログループアスレチックスタジアム