再処理工場の機器保全、運転員の能力向上策など確認/青森県原子力政策懇話会

青森県内の原子力施設の安全性などについて意見を交わした懇話会=2日、青森市
青森県内の原子力施設の安全性などについて意見を交わした懇話会=2日、青森市
有識者や一般からの公募委員で構成する青森県原子力政策懇話会が2日、青森市で開かれた。委員は、7月に新規制基準の審査に合格した使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)について、経年劣化が懸念される機器の保全や運転員の能力の維持向上に向けた対応を日.....
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 有識者や一般からの公募委員で構成する青森県原子力政策懇話会が2日、青森市で開かれた。委員は、7月に新規制基準の審査に合格した使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)について、経年劣化が懸念される機器の保全や運転員の能力の維持向上に向けた対応を日本原燃に確認した。[br][br] 委員25人のうち、オンラインも含め20人が参加。原子力規制庁の希望で質疑を分割し、前半は規制庁、後半は経済産業省や事業者に対して実施した。[br][br] 放射線防護などが専門の福山大名誉教授の占部逸正委員は、長期間停止中の再処理工程を立ち上げた際のリスクに言及。これまでの保全活動で不適合となった機器数を確認した。[br][br] これに対し、原燃の増田尚宏社長は対象機器総数が32万点に上り、これまでの点検で不具合が確認されたのは27点で、安全上重要な設備はなかった―と説明した。青森県内の原子力施設の安全性などについて意見を交わした懇話会=2日、青森市