再開2年目商業捕鯨終える 八戸沖などで操業の和歌山・第7勝丸帰港

 商業捕鯨を終えて太地漁港に帰港した「第7勝丸」=2日未明、和歌山県太地町
 商業捕鯨を終えて太地漁港に帰港した「第7勝丸」=2日未明、和歌山県太地町
和歌山県太地町の太地町漁協が所有する小型捕鯨船「第7勝丸(かつまる)」が2日、今年の商業捕鯨を終えて太地漁港に帰港した。商業捕鯨は昨年31年ぶりに再開され2年目だった。宮城県と千葉県の捕鯨船とともに今年行った沿岸操業でミンククジラ計95頭を.....
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 和歌山県太地町の太地町漁協が所有する小型捕鯨船「第7勝丸(かつまる)」が2日、今年の商業捕鯨を終えて太地漁港に帰港した。商業捕鯨は昨年31年ぶりに再開され2年目だった。宮城県と千葉県の捕鯨船とともに今年行った沿岸操業でミンククジラ計95頭を捕獲し、うち29頭を第7勝丸が仕留めた。[br][br] 第7勝丸は4月3日に出港し、宮城県石巻市の漁港を拠点に操業。5月以降はむつ市の漁港に拠点を移して八戸沖などで操業し、10月27日に終えた。[br][br] 太地町漁協によると、海が荒れた日が多く、思うような漁ができなかったが、漁獲したミンククジラは大型が目立ち、肉質は良いという。同漁協の参事〆谷和豊(しめたにかずとよ)さん(54)は「昨年は途中まで調査捕鯨だったので年間を通しての商業捕鯨は初めてだった。漁場の選定や漁獲の時期に課題もあり来年はクリアしたい。多くの人に食べてもらってクジラのおいしい味を知ってほしい」と話した。 商業捕鯨を終えて太地漁港に帰港した「第7勝丸」=2日未明、和歌山県太地町