三農高生がチェーンソー操作、伐倒作業に挑戦/林業しごと体験

木を切り倒すため、切り口にくさびを打ち込む生徒
木を切り倒すため、切り口にくさびを打ち込む生徒
青森県は22日、十和田市藤島西山の民有林で、若い世代に林業の仕事を知ってもらう「林業しごと体験」を開いた。県立三本木農業高(遠藤剛校長)農業機械科の1年生31人が参加し、樹木を切り倒す作業やチェーンソー、専用重機の操作を体験して、林業の現場.....
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 青森県は22日、十和田市藤島西山の民有林で、若い世代に林業の仕事を知ってもらう「林業しごと体験」を開いた。県立三本木農業高(遠藤剛校長)農業機械科の1年生31人が参加し、樹木を切り倒す作業やチェーンソー、専用重機の操作を体験して、林業の現場に理解を深めた。[br][br] 県農林水産部とあおもり農林業支援センター(青森市)が主催。2018年に始まり、3回目となる今年は県内3カ所で実施した。[br][br] この日は、上十三地区森林組合の組合員が講師を務め、生徒は8班に分かれて各作業に挑戦。まず、組合員が杉の倒れる方向をコントロールする切り方を実演し、生徒は切り口にくさびを打ち込んで伐倒した。[br][br] さらに、チェーンソーを使い、材木の切断作業を体験したほか、「グラップル」「フォワーダ」といった木材の運搬、積み込みを行う林業機械の操作方法も学んだ。杉の苗木130本の植樹も行った。[br][br] 小渡輝星(きら)さん(16)は「くさびの打ち込みや林業機械の操作など初めての体験だったが、学べることが多かった。林業に興味が湧いてきた」と振り返った。[br][br] 同センターの担当者は「林業には古いイメージが残っているが、作業の機械化や女性の参加が進んでいる。一次産業を支える職業の一つとして注目してほしい」と話した。木を切り倒すため、切り口にくさびを打ち込む生徒