多世代交流の拠点に「かるまい交流駅(仮称)」23年4月オープン予定

「かるまい交流駅(仮称)」の外観イメージ(軽米町提供)
「かるまい交流駅(仮称)」の外観イメージ(軽米町提供)
軽米町は19日、多目的交流施設「かるまい交流駅(仮称)」の起工式を同町軽米第8地割の建設予定地で開いた。老朽化した図書館や公民館のほか、集会場などの機能を備え、町は多世代交流の拠点として中心街活性化につなげたい考えだ。2023年4月のオープ.....
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 軽米町は19日、多目的交流施設「かるまい交流駅(仮称)」の起工式を同町軽米第8地割の建設予定地で開いた。老朽化した図書館や公民館のほか、集会場などの機能を備え、町は多世代交流の拠点として中心街活性化につなげたい考えだ。2023年4月のオープンを目指す。[br][br] 建物は2階建て鉄筋コンクリート造りで、延べ床面積は4323平方メートル。収容人員は1071人。図書館や400席の多目的ホール、トレーニングルーム、子育て広場、バス待合所などを整備するほか、子育て世代の交流の場や育児相談、情報提供をする子育て支援機能も持たせる。[br][br] 用地取得や設計などを含めた総事業費は約29億円。財源には国の交付税措置のある有利な起債を活用する。[br][br] 建設を巡っては、1950年に整備され、88年まで役場として使われていた図書館や、62年に建設された公民館の老朽化が進んでいることから、町民から新たな施設を望む声が上がっていた。一方、コストなどの観点から建設に慎重な意見もあり、町は2016年10月に建設検討委員会を設置し、協議を重ねてきた。[br][br] この日の起工式には、山本賢一町長や工事関係者ら約50人が出席。[br][br] 山本町長は「教育、文化、福祉、子育ての多機能にわたって役割を担う中心街活性化の拠点としたい」と述べた。一方、新施設完成後の現図書館や公民館の活用方法は未定で、「住民の意見を聞いて今後検討していきたい」と話した。「かるまい交流駅(仮称)」の外観イメージ(軽米町提供)