三セク「奥中山高原」3年連続赤字見通し 社長20日に辞任

スキー場や宿泊施設などを運営する一戸町の第三セクター「奥中山高原」は19日、第9期(2019年10月~20年9月)決算の純損失が約4千万円で、3期連続の赤字となる見通しを明らかにした。 新型コロナウイルスによる休業が影響した。第8期(18年.....
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 スキー場や宿泊施設などを運営する一戸町の第三セクター「奥中山高原」は19日、第9期(2019年10月~20年9月)決算の純損失が約4千万円で、3期連続の赤字となる見通しを明らかにした。[br][br] 新型コロナウイルスによる休業が影響した。第8期(18年10月~19年9月)決算は、施設修繕や職員の処遇改善などで経費がかさみ、4190万円の純損失を計上。今期の累積赤字は8千万円を越える見込みで、同社は経営再建計画を策定し、赤字解消に努める。[br][br] 一方、同社の菊池正佳社長(68)は任期満了となる11月の株主総会を待たず、今月20日付で辞任する。菊池社長は取材に「再建計画がまとまり、スキーシーズンが本格化する前に一新した方が良いと考えた」と辞職理由を説明した。[br][br] 当面は同社会長の田中辰也町長が社長を兼務する。田中町長は「今後もスキー場などの運営に変わりはない。2、3年かけて経営を改善させ、スノーボードの環境整備や大会誘致などをして施設の魅力を高める」と話した。