十和田地区環境整備事務組合、本年度末で解散へ

上北地域と三戸郡の一部計6市町村のし尿処理業務を担う十和田地区環境整備事務組合(管理者・小山田久十和田市長)が、本年度末で解散する方向になった。2021年4月以降は三沢市が単独処理に移行。残る十和田市など5市町村の処理は十和田地域広域事務組.....
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 上北地域と三戸郡の一部計6市町村のし尿処理業務を担う十和田地区環境整備事務組合(管理者・小山田久十和田市長)が、本年度末で解散する方向になった。2021年4月以降は三沢市が単独処理に移行。残る十和田市など5市町村の処理は十和田地域広域事務組合が事務を承継する。[br][br] 同環境事務組合は十和田市、三沢市、おいらせ町、六戸町、五戸町、新郷村で構成。し尿を処理する衛生センターを六戸、三沢の2カ所で運営しているが、ともに施設の老朽化が進んでいる。[br][br] 加えて、十和田地域広域事務組合は十和田市相坂の下水処理場敷地内に、し尿等前処理施設を建設中。下水処理場でのし尿の一括処理を進めると共に、既存の事務組合と業務統合を進めることで経費削減が見込める―として、構成市町村が解散に向けて動き出した。[br][br] 21年度からは、三沢市を除く5市町村分を十和田地域広域事務組合のし尿等前処理施設で処理する。同施設は、ごみを取り除くなどの前処理を行い、以降の工程を下水処理場が担うことで経費削減が図られるという。[br][br] 三沢市は当面、現在の衛生センターで処理している市内分については施設を単独運営して処理を続ける方針。ただ、同センターも老朽化しており、将来的には公共下水道の汚水を処理している市浄化センター内に新たに前処理施設を設ける方向で検討している。[br][br] 今後は各市町村の12月議会定例会で、同環境整備事務組合の事務承継に関する議案が可決されれば、解散が正式決定する運びだ。