ゴボウの収穫本格化へ 県内一の産地・三沢

掘り出したゴボウに付いた土を落とす女性=8日、三沢市
掘り出したゴボウに付いた土を落とす女性=8日、三沢市
根菜類の産地として知られる三沢市で、ゴボウの収穫が間もなく本格化する。同市と六戸町がエリアのおいらせ農協によると、今季は9月上旬に収穫がスタート。7月に雨の日が多く、日照不足などに見舞われた影響もあり、全般に短く細い傾向が見られるものの、担.....
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 根菜類の産地として知られる三沢市で、ゴボウの収穫が間もなく本格化する。同市と六戸町がエリアのおいらせ農協によると、今季は9月上旬に収穫がスタート。7月に雨の日が多く、日照不足などに見舞われた影響もあり、全般に短く細い傾向が見られるものの、担当者は「これから収穫が進む中で太くなっていく」と期待を寄せる。管内では、早ければ今月中旬から最盛期に入る見込み。[br][br] 同農協によると、管内の昨年度のゴボウの出荷量は約8800トン(うち三沢地区約5300トン)、販売金額は約10億4600万円(同約6億6000万円)。生産量が最も多い青森県で、三沢市は一番の産地だ。今年は生産者357人が約440ヘクタールに作付けした。[br][br] 市場では今のところ、1箱(10キロ入り)が2500~2000円程度と、市場への入荷量がまだ本格化していないこともあり、良い値段で取引されているという。[br][br] 計約3ヘクタールの畑で栽培する同市の農家佐々木金一郎さん(64)は8日、同市の淋代平地区の畑で、7人で収穫作業に励んだ。葉を刈った後、農機を操ってゴボウを掘り出し、手作業で短すぎるものをよけながら、一本ずつ付いた土を落とし、大きなコンテナに詰めた。[br][br] 土の中から出てきたゴボウは太いものも目立ち、佐々木さんは「雨の日が多くて心配したが、無事に育ってくれてほっとしている。鍋に入れるなどしておいしく食べてほしい」と話した。[br][br] 収穫は11月いっぱいまで行われる見通し。掘り出したゴボウに付いた土を落とす女性=8日、三沢市