【新型コロナ】青森県内の解雇や雇い止め931人に

青森労働局は1日、新型コロナウイルスの影響で解雇や雇い止めされた青森県内の労働者が9月25日時点で、見込みも含めると49事業所、931人になったと明らかにした。前回発表の8月21日時点から製造業や建設業など4事業所で計16人増加。同局の請園.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 青森労働局は1日、新型コロナウイルスの影響で解雇や雇い止めされた青森県内の労働者が9月25日時点で、見込みも含めると49事業所、931人になったと明らかにした。前回発表の8月21日時点から製造業や建設業など4事業所で計16人増加。同局の請園清人局長は「稼ぎ時だった夏のイベント中止などの影響が今後出てくる。少なくとも年内は注視しなければならない」と懸念を示した。[br][br] 解雇者数は各地の公共職業安定所に、相談があった事業所の報告を基に集計しているため、実際はさらに多いとみられる。相談時に「雇用調整の可能性がある」としたのは1495事業所に上り、解雇者が今後増加する可能性も高い。[br][br] ストッキングを製造するアツギ東北(神奈川県海老名市)がむつ事業所で進める大規模な人員整理を巡っては、同局が状況を調査。9月25日時点で、求職申込者が127人で、早期再就職希望者が70人に上る。[br][br] むつ市によると、独自に市内外の事業所に再雇用を要請し、9月2日時点で32事業所から177人分の雇用で協力できると連絡を受けたという。今後は、同局や同市が地元商工団体と組織する雇用対策連絡会議のメンバーと連携しながら、再就職へのマッチングを図る考え。[br][br] 一方、雇用調整助成金については、9月25日までに申請があった7555件のうち、7199件に支給した。7月10日に受け付けを始めた休業支援金・給付金は、1001件の申請があり、645件の支給が決定。受け付け開始以降、申請は増加傾向にあるという。