９月調査でジオキサン、基準値超で検出／県境産廃問題

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　田子町と二戸市の県境にまたがる産業廃棄物の不法投棄問題で、青森県は２９日、９月の水質モニタリング調査（速報値）で、周辺地下水から有害物質「１、４ジオキサン」が環境基準値を上回る濃度で検出されたと発表した。[br][br]　同じ地点の基準値超過は９度目。５、６、８月にも確認されている。県環境保全課は「測定結果は８月に比べて低下している。生活環境への影響はない」として、今後の調査結果を注視する方針。[br][br]　この地点は不法投棄現場の下流部で、一番近い遮水壁から約８０メートル離れている。調査は２日に行い、ジオキサンの基準値１リットル当たり０・０５ミリグラムに対し、０・０７７ミリグラムを検出した。超過の原因は不明だが、周辺の他調査地点では基準値を下回っている。[br][br]　県は原因特定のため、自動記録式の水位計や電気伝導率計を設置し、データを蓄積している。