紅葉シーズンの十和田・蔦沼 早朝入場に事前予約制導入

紅葉時期の交通渋滞が深刻化している十和田八幡平国立公園内の蔦沼について、十和田湖周辺交通渋滞対策協議会(会長・小山田久十和田市長)は25日、十和田市役所で総会を開き、10月22~27日の6日間、早朝の入場を事前予約制とすることを決めた。渋滞.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 紅葉時期の交通渋滞が深刻化している十和田八幡平国立公園内の蔦沼について、十和田湖周辺交通渋滞対策協議会(会長・小山田久十和田市長)は25日、十和田市役所で総会を開き、10月22~27日の6日間、早朝の入場を事前予約制とすることを決めた。渋滞解消に加え、新型コロナウイルス対策として3密を回避する。駐車料金と蔦沼周辺への入場料を含めて車1台につき4千円で、1日30台程度とする。[br] 蔦沼は紅葉の人気スポットで、特にここ数年、水面に紅葉が映り込む朝焼けの絶景が有名になった。[br] 一方、周辺は蔦温泉の駐車場しかなく、渋滞や路上駐車などが課題。対策として、同協議会は昨年、紅葉時期の4日間にマイカーやバイクなどを通行止めとし、代替交通としてシャトルバスを運行した。[br] 今年は新型コロナ対策として、展望デッキなどでの「密」を避ける必要があるため、早朝時間帯(午前4時~同7時半)の事前予約制を導入する。[br] 予約は抽選によるチケット制で、渋滞対策・環境保全協力金として4千円を徴収。蔦沼周辺への入場は1台につき5人で、例年、人々が密集する展望デッキ内の人数も150人程度とする。[br] また、昼時間帯(午前7時半~午後3時半)の駐車場利用も有料化し、1台につき千円を集める。[br] 環境省十和田八幡平国立公園管理事務所の担当者は「展望デッキの混雑は周辺の植生への影響も懸念されてきた。オーバーツーリズムの解消や、持続可能な取り組みの一つとしたい」と話した。[br] 早朝のチケットは、対象日の2週間前に抽選する。専用の応募フォームは市と十和田奥入瀬観光機構のホームページからアクセスできる。