【新型コロナ】インフル流行時1日4000件検査必要/青森県試算

青森県は23日、新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に流行する可能性がある冬場に備え、検査件数は1日当たり4千件が必要になる―との試算を明らかにした。県健康福祉部の奈須下淳次長は取材に対し、「かかりつけ医で抗原検査を含めた検査ができるよ.....
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 青森県は23日、新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に流行する可能性がある冬場に備え、検査件数は1日当たり4千件が必要になる―との試算を明らかにした。県健康福祉部の奈須下淳次長は取材に対し、「かかりつけ医で抗原検査を含めた検査ができるよう医療機関に協力を求め、できるだけ早い体制の構築を目指す」と述べた。[br] 同日、青森市で開かれた県新型コロナウイルス感染症医療対策会議で、7月に策定した医療確保計画の改正案として県側が示した。[br] 9月4日現在、PCR検査や抗原検査を含めた県内の検査体制は、検体の採取対応力が533件、検査能力は759件。[br] 同時流行が発生した場合、ピーク時に必要な検査件数は、新型コロナは375件、インフルエンザは3571件と試算。検査能力は現在の5倍以上となる4千件を目標とした。[br] 県は県環境保健センターやPCR検査センターの検査体制を強化。症状を訴える人が受診し、必要に応じて検査を受けられるように、地域のかかりつけ医でも検査ができる体制づくりを進める。[br] 症状に応じた病床数の確保に向け、中等症以上を受け入れる重点医療機関は100床、感染疑い患者の救急搬送を受け入れる協力医療機関は地域の実情に応じて設定する。23日現在、重点医療機関は96床、協力医療機関5床、その他の病床64床の計165床を確保している。