がん放射線治療テーマに市民公開講座 青森労災病院

最新のがん治療について解説する真里谷靖副院長
最新のがん治療について解説する真里谷靖副院長
八戸市の青森労災病院(玉澤直樹院長)で12日、市民公開講座が開かれ、同病院でがん診療に携わる真里谷靖副院長が「がん放射線治療の進歩」をテーマに、青森県内のがんの罹患状況や最新のがん治療について講演した。 がん死亡率が全国ワースト1位の青森県.....
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 八戸市の青森労災病院(玉澤直樹院長)で12日、市民公開講座が開かれ、同病院でがん診療に携わる真里谷靖副院長が「がん放射線治療の進歩」をテーマに、青森県内のがんの罹患状況や最新のがん治療について講演した。[br] がん死亡率が全国ワースト1位の青森県は、進行してからがんが発見されるケースが多く、検診率の向上が課題となっている。[br] 真里谷副院長は現状を解説した上で、最新の放射線治療について説明。放射線治療の技術は飛躍的に進歩し、体への負担が少なく短時間で照射が可能になった点などを実際の症例などを基に解説した。[br] さらに、複雑な部位への照射ができる回転型強度変調放射線治療(VMAT)などの最新技術の導入や、11月に同病院に開設される「がん診療センター」の概要など、同病院の取り組みも紹介。「むやみに怖がらずに適切な治療をしていくことが大切。一人で悩まずに、病院に相談してほしい」と強調した。最新のがん治療について解説する真里谷靖副院長