【青森県補正予算案】宿泊キャンペーン、岩手・秋田県民も対象に

青森県は16日発表した補正予算案で、新たに策定した経済対策方針に基づき、総額の5割超に上る222億2519万円の経済・雇用対策を盛った。 県民対象に宿泊費を5500円補助する「あおもり宿泊キャンペーン」は岩手、秋田両県の住民にも拡大し、宿泊.....
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 青森県は16日発表した補正予算案で、新たに策定した経済対策方針に基づき、総額の5割超に上る222億2519万円の経済・雇用対策を盛った。[br] 県民対象に宿泊費を5500円補助する「あおもり宿泊キャンペーン」は岩手、秋田両県の住民にも拡大し、宿泊者20万人分の予算を計上した。従来の宿泊割引に加え、観光施設などで使えるクーポン券の発行も検討。観光のピークである秋季と、観光客が減少する冬季の誘客を強化する。[br] 県特別保証融資制度「経営安定化サポート資金(災害枠)」の融資枠は、利用率が8月末時点で8割を超えたため、400億円増の1260億円に拡充する。[br] 乗合バス事業者の交通系ICカードの導入推進に向け、国と県が事業費の3分の1ずつを補助。現時点で八戸、青森両市の交通部と南部バスを運行する岩手県北自動車、JRバス東北が導入する方針だ。[br] これまでゼロだった導入率は輸送人員割合で73%となる見込み。各社にはJR東日本の「Suica(スイカ)」などに対応したシステム構築を求める。[br] 県内の農業出荷団体に対し、量販店に野菜を継続的に供給する際に必要な洗浄や包装の設備導入費を補助。中小企業のテレワーク環境整備を促すため、1事業者当たり10万円のパソコン購入費助成にも取り組む。[br] 県商工労働部の相馬雄幸部長は「各部局が年度内に取り組むべき施策を全て盛り込んだと認識している」と述べた。