【ツキノワグマ出没】1~9月で県333件、八戸53件/前年比大幅増

青森県は11日、第2回県ツキノワグマ被害防止連絡会議を県庁で開き、クマによる人身や農作物被害を報告した。2020年の出没件数は9日現在で、八戸市が53件(前年比39件増)と大幅に増加。県は、秋の山菜採りシーズンを迎えることから「入山する際に.....
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 青森県は11日、第2回県ツキノワグマ被害防止連絡会議を県庁で開き、クマによる人身や農作物被害を報告した。2020年の出没件数は9日現在で、八戸市が53件(前年比39件増)と大幅に増加。県は、秋の山菜採りシーズンを迎えることから「入山する際にはクマの出没状況に注意してほしい」と呼び掛けている。[br] 県全体では333件(14件増)と、通年で443件だった19年を上回るペースとなっている。人的被害は5件(増減なし)、食害被害は34件(17件増)。[br] 食害は、7月時点の速報値でむつ市や三戸町など6市町村で確認され、被害面積は15アール、被害金額は66万円で、共に前年同期比で7割減少している。[br] 八戸市では、山が近い白山台で目撃情報が目立つ。県自然保護課の担当者は「温暖化の影響で例年より早く冬眠から目覚めている可能性があり、人目につく機会が増えているのでは」としている。