八戸市が水稲現地講習会 刈り遅れへの注意呼び掛け

刈り遅れとならないよう注意を呼び掛けた水稲現地講習会=11日、八戸市櫛引
刈り遅れとならないよう注意を呼び掛けた水稲現地講習会=11日、八戸市櫛引
八戸市は11日、市内のコメ農家を対象とした水稲現地講習会を実施した。出穂後に高温が続いたことから平年より登熟が進んでおり、刈り遅れに注意するよう呼び掛けた。 青森県三八地域農林水産部農業普及振興室によると、県南地方の主力品種「まっしぐら」の.....
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 八戸市は11日、市内のコメ農家を対象とした水稲現地講習会を実施した。出穂後に高温が続いたことから平年より登熟が進んでおり、刈り遅れに注意するよう呼び掛けた。[br] 青森県三八地域農林水産部農業普及振興室によると、県南地方の主力品種「まっしぐら」の登熟歩合(9月1日時点)は、市内では市川61・6%(平年31・0%)、櫛引67・2%(65・4%)、島守89・7%(64・4%)。管内8地点の平均は72・5%(49・4%)と、平年よりかなり進んでいる。[br] 収穫適期の判定は、もみの色や水分量、出穂後の積算気温などを総合的に判断する必要がある。同振興室の担当者は「刈り遅れはコメの品質低下を招く。農機具の準備を整え適期収穫に努めて」と強調した。[br] 講習会は市内10カ所で行い、同市櫛引の会場には生産者約20人が参加した。約1・3ヘクタールでまっしぐらを栽培する柳町秀光さん(65)は「19日ごろから収穫に取り掛かれるよう準備を整えたい」と、気を引き締めていた。刈り遅れとならないよう注意を呼び掛けた水稲現地講習会=11日、八戸市櫛引