東北電、十和田と二戸の風力発電事業に出資参画

東北電力は10日、再生可能エネルギーを利用する発電所建設や売電を手掛ける「ジャパン・リニューアブル・エナジー」(JRE、東京)が、十和田市や二戸市などで進めている陸上風力発電の3事業に出資参画すると発表した。JRE社と共同出資し、事業主体と.....
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 東北電力は10日、再生可能エネルギーを利用する発電所建設や売電を手掛ける「ジャパン・リニューアブル・エナジー」(JRE、東京)が、十和田市や二戸市などで進めている陸上風力発電の3事業に出資参画すると発表した。JRE社と共同出資し、事業主体となる合同会社を設立する。東北電の風力発電参画は計13件となった。[br] 東北電は再生エネ由来の発電事業で計200万キロワットの電源確保を目指す方針で、既に田子町や二戸市で他事業者の風力発電事業への参画を決めている。[br] 新たに出資する事業は▽十和田、青森両市と七戸町にまたがる八幡岳での「七戸十和田」▽二戸市と一戸町、九戸村の折爪岳での「折爪岳南1」▽山形県鶴岡市での「鶴岡八森山」―の三つ。[br] このうち、七戸十和田の出力は約3万1千キロワットで、2021年12月に運転開始予定。折爪岳南1は約4万4千キロワットで、23年1月の運転開始を見込む。発電した電力は東北電ネットワークに全量売電。出資額や出資比率は公表していない。[br] 東北電は「引き続き、再生エネ事業に積極的に取り組む」と強調。JRE社の担当者は「具体的にシナジー(相乗効果)が見える段階。今後の事業拡大に向けて心強いパートナーができた」とコメントした。