数量、金額ともに前年比増も不漁傾向続く/八戸港8月水揚げ

八戸市水産事務所が10日発表した8月の八戸港の水揚げ統計によると、数量5416トン(前年同月比29%増)、金額18億7353万円(12%増)だった。過去10年では数量が下から2番目、金額は3番目の低さで、依然として不漁の傾向は続いている。 .....
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 八戸市水産事務所が10日発表した8月の八戸港の水揚げ統計によると、数量5416トン(前年同月比29%増)、金額18億7353万円(12%増)だった。過去10年では数量が下から2番目、金額は3番目の低さで、依然として不漁の傾向は続いている。[br] 漁業種別では、中型イカ釣り船の北太平洋船凍アカイカが563トン、2億1899万円で、前年(4トン、2406万円)から大幅増。平均単価は3890円(35%減)で、昨年から続く供給増と、新型コロナウイルスに伴う需要減で在庫を消化しきれていないことが背景にあるとみられる。[br] 大中型巻き網船は3743トン(17%増)、11億8407万円(2%減)だった。このうち、スルメイカは1047トン(26%減)、5億152万円(27減)。昨年ゼロだった北海道東のマイワシは182トン、6677万円だった。[br] 1月からの累計は2万201トン(43%増)、55億6902万円(3%減)。数量は上向きなものの、金額は新型コロナによる全般的な魚価低迷が響いている。