県内の交通系ICカード導入前向き JR東、三村知事要望に見解

JR東日本が発行する「Suica(スイカ)」に路線バス乗車券などの機能を持たせた「地域連携ICカード」に関し、同社の西野史尚副社長は9日、青森県内での早期導入に向け「県内バス事業者との連携を模索している」と前向きな姿勢を示した。従来は県内各.....
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 JR東日本が発行する「Suica(スイカ)」に路線バス乗車券などの機能を持たせた「地域連携ICカード」に関し、同社の西野史尚副社長は9日、青森県内での早期導入に向け「県内バス事業者との連携を模索している」と前向きな姿勢を示した。従来は県内各社への情報提供などにとどまっていたが、一歩踏み込んだ形で検討を進めている。三村申吾知事が東京都内の同社で面会後、本紙などの取材に明らかにした。[br] JR東はスイカの未導入エリアで2021年春からの導入を目指している。八戸市は国の補助金などを活用し、バスへの交通系ICカード導入を検討中。青森市も補正予算案に関連経費を盛り込むなど、JR東側の動きに呼応して県内事業者の対応が進む。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた電子決済のニーズ増加も導入の追い風となっている格好だ。[br] 三村知事は同日、会長を務める県鉄道整備促進期成会や県議会などと毎年実施している要望活動で同社を訪問。非公開の面会後、地域連携ICカードの県内導入について「進展の可能性が出てきた」と期待感を示した。要望にはこのほか8項目を盛り込み、来年4月からの観光企画「東北デスティネーションキャンペーン」での誘客促進などを求めた。