荷さばき施設A棟、混獲対策の効果を検証/八戸市議会一般質問

八戸市議会定例会は、一般質問最終日の8日、6議員が登壇した。稼働が低迷する市第3魚市場荷さばき施設A棟について、小林眞市長は「施設の能力を発揮できなかった結果を真摯(しんし)に受け止める」と述べた上で、「国へ提出した『事後評価』にイワシとサ.....
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 八戸市議会定例会は、一般質問最終日の8日、6議員が登壇した。稼働が低迷する市第3魚市場荷さばき施設A棟について、小林眞市長は「施設の能力を発揮できなかった結果を真摯(しんし)に受け止める」と述べた上で、「国へ提出した『事後評価』にイワシとサバの混獲対策を示した。本年度の漁期中に試験を実施、効果を検証し、国や県に説明したい」と、今後の方針を示した。[br] A棟を巡り、市は年度内に2021年度以降の改善計画を策定、国に提出し、運用を継続する構え。[br] しかし、計画が不認定の場合、整備に要した国の補助金5億5千万円の返還を迫られる可能性があり、その際は、小林市長も休止を含めた対応に入る考えを表明している。[br] 老朽化が著しい市第1魚市場は「当面、必要な施設との意見があることは承知している」と強調。八戸港の将来像と東日本大震災からの復興の指針を示した「水産業復興ビジョン」(13~20年度)が本年度で終了することを踏まえ、新型コロナウイルスの影響で策定が中断している第7次市総合計画で水産業の位置付けを模索しながら「新たなビジョンの策定も含め、漁業者の意見を聞き、今後の対応を検討したい」と述べた。