終息願い大輪5670(コロナゼロ)発/八戸花火大会

40周年の節目を迎えた八戸花火大会。コロナ禍に負けず、今年も夜空に大輪が咲き誇った=23日午後7時半ごろ、八戸市の館鼻岸壁
40周年の節目を迎えた八戸花火大会。コロナ禍に負けず、今年も夜空に大輪が咲き誇った=23日午後7時半ごろ、八戸市の館鼻岸壁
第40回八戸花火大会が23日、八戸市の館鼻岸壁で開催された。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、主催者側は入場者の制限や「3密」回避などの対策を徹底。感染収束の願いが込められた5670(コロナゼロ)発の花火が打ち上がり、ハマの夜.....
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 第40回八戸花火大会が23日、八戸市の館鼻岸壁で開催された。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、主催者側は入場者の制限や「3密」回避などの対策を徹底。感染収束の願いが込められた5670(コロナゼロ)発の花火が打ち上がり、ハマの夜空を大輪が彩った。40周年の節目を迎えた夏の風物詩はコロナ禍に負けず、今年も市民を魅了し、港町・八戸に元気と活力を発信した。[br] 八戸青年会議所などの関係団体で組織する大会委員会の主催。会場内の密集を避けるため、入場できる観覧客は有料席の購入者と招待者のみに限り、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を確保した座席配置とした。事前検温やマスク着用を呼び掛け、消毒を含めた感染予防対策を講じた。[br] 会場の人数は5千人以下とし、開催時間は約1時間に短縮。いつもは道路沿いに並ぶ屋台などの出店も取りやめ、例年とは違った光景の花火大会となった。[br] 大会は午後7時にスタート。さまざまな音楽に合わせて大玉を中心に打ち上げ、新型コロナと闘う医療従事者への感謝を伝える青色の花火も披露した。[br] 会場には家族連れや浴衣姿の若者らが訪れ、思い思いに夏のひとときを満喫。空に煙が滞留して花火が見えにくいこともあったが、去りゆく夏を惜しむように、夜空に咲き誇る色鮮やかな大輪を見詰めていた。[br] 大会委員会の塚原隆市会長は取材に「無事に終えることができて安心した。今年も花火大会を継続できたのは、開催してほしいという市民の皆さんの思いがあってこそ。来年はさらに市民力をアップさせた大会にしたい」と話した。40周年の節目を迎えた八戸花火大会。コロナ禍に負けず、今年も夜空に大輪が咲き誇った=23日午後7時半ごろ、八戸市の館鼻岸壁