恒例の人形まつり 二戸市浄法寺町山内地区 五穀豊穣、疫病退散願う

男女2体のわら人形に菓子などを掛けて地域を練り歩く住民
男女2体のわら人形に菓子などを掛けて地域を練り歩く住民
二戸市浄法寺町の山内地区で16日、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を願う「人形まつり」が行われ、地域住民が男女を模した2体のわら人形を担いで地域内を練り歩いた。 同市の夏の風物詩となっている人形まつりは、毎年お盆期間中に市内3地区で実施され.....
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 二戸市浄法寺町の山内地区で16日、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を願う「人形まつり」が行われ、地域住民が男女を模した2体のわら人形を担いで地域内を練り歩いた。[br] 同市の夏の風物詩となっている人形まつりは、毎年お盆期間中に市内3地区で実施される。今年は新型コロナウイルスによって福田地区では神事のみ、大清水地区では中止になった。山内地区は他地域からの往来が少ないことなどから、疫病退散の願いも込めて地区住民のみでの実施を決めたという。[br] 同日、住民は午後1時から約2時間かけてわら人形を製作。同3時前ごろに浄法寺畜産センター付近をスタートし、太鼓の音を響かせながら約20人が列をなして地区内1・5キロを練り歩いた。[br] 参加者のうちで最年長だという山内万司(さんないまんじ)さん(81)は「昔からの風習が途切れないように大切にしていきたい。早くコロナが収束してくれたら」と願っていた。男女2体のわら人形に菓子などを掛けて地域を練り歩く住民